【学習教材】手のひらサイズのコスパ最高ロボット『Edison』
探プロはこれまでずっと、littleBitsを使ったプログラムを提供してきましたが
実は利用するプログラミング教材はlittleBitsに限定していないのです。
探プロのコンセプトに合うもので、かつ提供するプログラムのテーマや学習内容にピッタリの教材をその都度、選ぶポリシーです。
だから、良い教材に出会えることを願っていつも探していました。
教材に関しては書いた以前の記事はこちら。
プログラミングの考え方が学べることはもちろん重要なのですが、それに加えて
男女問わず関心がもてて、仲間と一緒に学び合えるものであるところを重視しています。
最近はプログラミング教育の流行とともに、子ども向けの教材がたくさん出ていますね。
ただ、なかなかその探プロのコンセプトに合うもの、というところを満たす教材がないのです。
そんなときに紹介してもらって一目惚れし、littleBitsの次に採用したのがこちら。
Edisonはオーストラリアで生まれた手のひらサイズのロボットです。
2014年のKickstarterで注目されて、あっという間に目標金額を超えて達成したときに話題になったようなのですが、当時は全く知らず...
Edisonでできることはこちらのサイトが詳しいです。
この手の製品で有名なのは、レゴのマインドストームでしょうか。
教育向け教材としてとっても素晴らしい製品だと思うのですが、なにしろ高い...
例えばワークショップなどで子どもたちが体験して、親子でこれいいね!
となったとき、でもお値段が...
という理由で躊躇している間に子どもの関心が他へ移ってしまい...
というのはもったいないと思っています。
その点、Edisonはマインドストームの1/10くらいの価格にも関わらず各種センサーを搭載していますし、マインドストームと同じようにタブレットを使ったプログラミング環境(Edware)も用意されています。
つい最近は、もう少し簡単にプログラミングを楽しめるEdPyもリリースされました。meetedison.com
個人的には、マインドストームの機能をお手軽に試すにはEdisonで十分、と思います。
とにかくコスパが抜群に良いので。
他のプログラミング教材と比べてEdisonが素晴らしいと思う点は、価格以外にも2つあります。
まず1つは、レゴブロックを使って拡張できるところです。
Edisonの上部にはレゴブロックと連結できる突起があるので、自分だけのEdisonにデコれるところも面白いのですが、
実はタイヤ部分を外すとこんなものが作れます。
レゴのテクニックシリーズにあるパーツを左右に取り付ければ、車以外の使い方ができるんですね。
Edisonは右と左それぞれを動作させることができるので、いろんな発想が生まれそうです。
本家のサイトにもいろいろ紹介されていますよ。
レゴブロックと連結できるということは、もちろんlittleBitsとも!
EdisonとlittleBitsは、赤外線以外に通信手段がないのであまり自由がきかないのですが、先日発表されたCloudBitを使えば、この2つを繋げて動作させることができるようになります。
まもなく手に入る予定なので、早く試してみたくて仕方がない!
そしてもう1つの良いところは、複数台のEdisonを使ってコラボレーションできるところです。
赤外線を使ってお互いの存在を認識できるので、EdisonAからEdisonBと連続した動作を作ることができますし、もっと簡単にレゴブロックなどを使って複数台のEdisonを物理的に連結することもできます。
会話・・・とまではいかないですが、Edison同士をコラボして動作させることができたらすごく面白いと思っています。
いつかやってみたいですねー。
EdisonはWebサイトからも購入できますが、英語なのでちょっと...
という方は日本語のサポート付きで安心、こちらのショップからも買えますよ。
(これはステマではありません...念のため)
Edisonをもっと知りたくなったら、Webサイトにあるマニュアルにも詳しく紹介されています。
こちらは日本語訳されたもの。
https://meetedison.com/content/EdBooks/Japanese/EdBook1-Your-re-a-Controller-Japanese.pdf
動画の方が分かりやすいかも。
Edison robot videos - Meet Edison
教育用のワークシートも用意されています。
https://meetedison.com/wp-content/uploads/2015/04/Your-EdVenture-into-Robotics-10-Lesson-Plans.pdf
できることはシンプルですが、その分、応用が効くので活用範囲が広いです。
これこそ探プロのワークショップにぴったりの教材!
そして先日、このEdisonを使って初のワークショップを実施しました。
レポートはまたのちほど!