【ワークショップレポート】火星と通信しよう(2017/08/19)1/2
まもなく8月も終わろうとしていますが、この夏、お子さんと一緒にどんなワークショップへ参加しましたか?
探プロは今年の7月から8月の2ヶ月の間に、なんと9件ものワークショップをご提供してきました。
数をちゃんと把握していませんでしたが、毎週1件やっている計算になるのですから..忙しいわけですね(^^;;
ワークショップの大半はlittleBitsでしたが唯一、8/19にEdisonを使って「火星と通信しよう!」を実施しました。
これは7月に実施したトライアル版を拡張したものです。
トライアルで実施したところ非常に好評だったので、内容をさらにブラッシュアップして臨みました。
大きな変更点としては
① myThingsの代わりにFirebaseを利用
② Edwareの代わりにEdBlocksを利用
③ フリープログラミングの代わりにEdison間通信の体験を追加
です。
①については、先日はYahoo! LODGEさんが会場だったこともあってmyThingsを適用したのですが、ワークショップで複数人が同時に使うには少々機能的に足りないところがあり、見直した経緯があります。
他の2つについては、レポートの中で解説しますね。
そんなわけで、当日は小学1年生から4年生までの3人の男の子が集まってくれました。
皆さん探プロのワークショップは初めてでしたが、ロボットプログラミングに関心をもって参加してくださったようです。
会場は私の母校でもあるK.I.T.虎ノ門大学院です。
50名くらい入る広々とした教室を独占させてもらいました!
はじめは緊張気味だった子どもたちでしたが、Edisonを動かし始めると徐々にスイッチが入っていきます。
最初にEdisonの動かし方を簡単にレクチャーしたあと、アイスブレイクも兼ねてライントレースを体験しました。
保護者の方にも協力してもらい、床に黒いテープを貼ってオリジナルのコースを作ります。
子どもたちが面白がって、どんどんあらぬ方向へとコースを増やしていきます(笑)
そしていざ!
と思ったらEdisonが動かない.......
どうやら床の色が暗かったせいで、テープを判別できなかったようです。
もちろん事前に動作することを確認していたのですが、確認が甘かったのですね...
残念。
ライントレースは最後にリベンジすることにして、次へ進みます。
このワークショップの設定は前回と同じで、火星にいる仲間を救うために、地球から火星のEdisonに信号を送ることがミッションとなっています。
そして、学習する要素は「インタフェース」であり、間をつなぐものが増えるほど伝えるのは難しくなる、です。
なので、インタフェースの話が理解できるように少しずつ進めていきます。
前回のトライアルからの変更点②に書いたように、今回は使うプログラミング環境を変えました。
最近公開されたばかりのEdBlocksは、Edwareと比べてより直感的にプログラミングできる作りになっています。
ちなみにこのEdBlocksはEdison専用のプログラミング環境ですが、EdBlocks自体はScratch BlocksというMITとGoogleがコラボして開発しているオープンソースを使って作られています。
いま、子ども向けプログラミング環境といえばScratchですが、Scratchよりもっと直感的に使いこなせるメリットがあります。
イメージ的にはScratch Jr.が近いですね。
でもEdisonでしか使えないプログラミング環境の使い方を覚えても...
と思われるかもしれませんが、先ほど書いたようにScratch Blocksはオープンソースなので、Scratch Blocksを使って作った他のプログラミング環境が増えてくれば、いわゆるプログラミング言語、プログラミング環境が変わっても違和感なく使いこなせるはずです。
EdBlocksを使ってプログラミングしたサンプルがこちら。
なんとなく分かりますよね?
リモコンの1番、2番、3番を押すと、それぞれ違う動きをするようにプログラミングしてあります。
アイコンがEdisonの動きを分かりやすく描いてくれているのでとても分かりやすいです。
Edisonの動かし方がなんとなく分かったところで、今度は地球から遠く離れた火星との通信について考えます。
その2へ続く。