【ワークショップレポート】未来の街をつくろう! 1/2
怒涛のワークショップ月間が終わってほっとしてしまい、レポートが滞っています...
さぁ気合入れて書いていこう。
7月29日には、月島にある民間学童保育のキンダリーインターナショナルさんとご一緒させて頂きました。
職場が近いこともありキンダリーさんのことは以前から知っていて、教育プログラムがとても充実した素晴らしいところだなぁと思っていました。
いつか探プロでご一緒できたらとも。
それがたまたま紹介をして頂く縁があって、求める方向性も一致したことからすぐに話しがまとまり、第1回目のワークショップ開催となったわけです。
私の考えるプログラミング学習の場として一番相応しいのは学校だと思っていますが、その次が学童保育のような子どもたちが放課後を過ごす場所です。
理由は、いつも固定のメンバーがいて場所も安定していること。
探プロはこれまで単発のワークショップしか開催していませんが、本当は1つのコンテンツを3回くらいに分割して、じっくり取り組みたいんですよね。
なので、学校や学童保育のような場所は探プロを提供する場としてとてもありがたいのです。
午前は幼児、午後は小学生低を対象に「未来の街をつくろう!」というテーマで各2時間のワークショップを実施しました。
非常にありがたいことに、今回はキンダリーさんのスタッフの方が3名、TAとしてサポートしてくれました。
皆さん、普段から子どもたちと接していることもあり、子どもたちへの声がけタイミングや問いの投げ方、考えの促し方が本当に素晴らしかったです。
私も見習わなければ...
子どもたちも、普段から接しているお兄さん、お姉さんなので不安もなく、とてもリラックスした状態で進めることができました。
ゆくゆくは、探プロのファシリテータとして引き継いでくれないかなー
なんてことをこっそり期待しているのですがどうでしょう?(^^
幼児対象の午前の部は、120分間の中で2つのゲームと紙工&littleBits工作という構成にしました。
難しい話は抜きにして、純粋にlittleBitsを楽しんでもらうことを目的としています。
それでも、プログラミング学習の要素は入れたい
ということで、いつものデバッグゲームをしました。
年長、年中の子どもたちだったので、ちょっと簡単すぎるかなー?
と心配したのですが、とあるアクシデントのおかげで問題ナシだったのです。
実は、いつも使っている「圧力センサー」が不調で...
人数分揃えられず、ワークショップ開始の10分前に急遽プログラムを組み立て直さなければいけなくなりました。
代わりに「ライトセンサー」を使って臨んだのですが、ドタバタすぎて冷や汗が...
でも結果的に、難易度も少し上がったし、とてもうまくいきました。
私の冷や汗に気づいた人はいなかったようで良かった(笑)
そして、もう1つのゲームへと進めていくうちに徐々に子どもたちのテンションも上がり始め、どんどん自分で考えて組み立てるように。
みんなのlittleBitsをつなげよう!と声をかけたらどんどんつないでなが~くなりました。
男の子と女の子が半々くらいだったでしょうか。
ゲームをした後、休憩を挟んでからはいよいよ工作です。
キンダリーさんが用意してくださった文具の数々。
子どもたち(特に女の子!)は、工作が始まるとさらに目を輝かせていました!
一緒に参加してくれた保護者の方と、カラフルな文房具を手にどんどん創っていきます。
紙工作をやるたびに、私にもっとクリエイティブな才能があったらと...痛感します...
littleBitsの使い方は教えられますが、工作に関しては子どもたちに完全にお任せなので....
なので、この辺からは一切口出ししません(苦笑)
こちらの作品を作った女の子は気に入ってお持ち帰りしていました(^^
基本的に、何を作ってもOKだと思っています。
紙工作に少し、動きが加わることが楽しめたらそれで良いのではないかと。
このグループはみんな、黙々と大作を仕上げていましたね!
紙コップの中にバイブレーションを入れて、カタコトとコップが動く様子を楽しんでいました。
一方、男の子グループはどうなったかというと...
工作なんてなにそれ状態(笑)
私やTAの方々が何度か声をかけたのですが、littleBitsの動きの方が魅力的だったようで、どうにも工作をやる気にはなれなかったようです。
なので、私もTAの方々も早々に諦めて自由にやらせていました。
途中から参加した保護者の方は他のグループの様子との違いが気になってしまったようだったのですが
彼らはとても満足してやりきっていましたし、それはそれで良かったのではないでしょうか。
私がテーブルに出していなかったモジュールもどこからか見つけてきて、新しいブロックの動きを貪欲に確かめていました。
こういう姿勢、私はとても良いと思います!
幼児向けのワークショップをやっていると、littleBitsを使って何かを創る、というのが意外と難しいことだと感じます。
もちろん大人が手を貸せばできるのですが、無理に誘導する必要はないと思うんですよね。
工作に夢中でlittleBitsなにそれ?
となる子もいますし。
電子工作が目的のワークショップであれば、いろいろと改善の余地もあるのだと思いますが、探プロのワークショップはあくまでもプログラミング学習なので
littleBitsを組み合わせて動かす、という体験を重視していきたいと考えています。
家に帰った後、そういえばいっぱいブロックを繋げたなー、とか、「バグ」って悪い顔してたなーとか。
そんなことを思い出してくれるだけでも十分。
それでも、少しでも提供するものは増やしていきたいので、幼児向けのプログラムではなるべく、保護者の方に自宅での取り組みについて知って頂くことで次へ繋げられたらと思っています。
今回はできなかったのでまた次回ですね!
そして、午後の小学生の部へつづく。