【ワークショップレポート】2017.08.13 littleBitsで街をつくろう!@赤羽
予定していたワークショップを中止して持て余していたところ、知人から声がかかり、急遽ワークショップを実施しました。
突然の決定、告知から2日間のうちに小学3年生から中学2年生まで5名もが集まってびっくり。
お盆休みで人が集まらないというのは思い込みだったのですねー
小さな会場でしたが、そのかわり良いことが2つありました。
1つ目は、大人もがっつり参加できたこと。
広い会場だと大人は遠巻きに見学する形になるのですが、今回は隣に座るしかなかったですしね(^^;
でも皆さんとても教育熱心な方ばかりだったので、子どもたちと一緒にやるのはどうかな?
と思ってはいたのですが、いざ開始してみれば大人は大人で完全に自分たちの世界に入っていました(笑)
子どもたちとの距離感がとても良くて、様子は気にするけど手は出さない。
見守りつつ自分も楽しむ。
通常、小学生向けのlittleBitsワークショップでは保護者の参加をご遠慮頂いているのですが、こんな形が実現できるなら、親子での参加もありですね!
2つ目は、参加者との距離が近いこと。
最近はずっと大人数のワークショップが続いたので、TAの方と一緒にやることが多かったのです。
そうすると、私は参加者を直接サポートする機会が少なくなるんですよね。
今回は一人でやったので、5名の子どもたちの思考過程をずーっと観察することができました。
それがとっても面白かったのです。
一人で黙々と目標に向かって努力し続ける子、try&errorを繰り返しながら一人でどんどん進めていける子、途中で行き詰まってしまい手が止まる子....
レゴブロックとlittleBitsを使った工作にはコツがあって、なかなか思うようにいかない場面が多かったり、短時間でlittleBitsの機能を使いこなすのも難しいんですよね。
一般的な子ども向けのワークショップは作るものが決まっていて、それを達成するように進めていくのですが、探プロのワークショップは違います。
テーマは決めているので学んでほしいことはありますが、ゴールは決めていません。
その分、参加者の自由度は高いので楽しいです。
でもその半面、ファシリテータとしてはコントロールが難しい...
何しろ、全員が別のものを作るわけですし、工作過程も、仕上がりもバラバラなので。
そんな中でも、一人ひとりがそれぞれの達成感を味わってもらいたいと考えているので、フォローの仕方もやはり個別に違うと思っています。
非常にセンシティブで難しいことですが、自分自身であらためて体感できたことは私にとっても意味がありました。
少人数でやるのも良いですね!
日程が空いていればお受けできるので、急に予定が空いたなー、というときにでもお声がけください。
意外となんとかなるかもしれません(^^
最後に作品の数々を。
モーターを使って作った車。
何度もやり直していたけど、一人で作りきりました!
こちらも苦戦しましたが最後の追い上げがすごかった!
信号機を作っています。
信号機自体を回転させるという発想に脱帽!
風を受けて走る車。
完全に独力で作りきりましたね!
外側に仕掛けが満載のメカニックな家。
こちらは一番苦戦した作品。
でも最後にはライトセンサーを使いこなしました!
おまけにお母さんたちの作品も。
メカニックなイルミネーションとか、夜景を見ながら走るマッサージ車(?)とか。
発想は子どもに負けていませんでしたね~
楽しかったのでまたやりましょう!
【レポート】2017.08.12 littleBits体験会@五反田
8月はワークショップ三昧で大忙しなのですが、実はこんなイベントもやっていました。
会場は五反田にあるココナラさんのオフィスです。
実はココナラさんと探プロにはふかーい縁がありまして。
このBlogのドメイン名を決めるときに頼りにしたのが、ココナラさんのサービスだったのです。
当時はまだ探プロは生まれていなかったのですが、コンセプトとして"探究型学習"というイメージはもっていました。
曖昧なイメージではありましたが、私の説明をうまく汲み取ってくれた方がこの「dig-learning」というネーミングを考えてくれたんですよね。
学びをとことん、深掘りしていく、つまりは探究ですね。
そんなココナラさんとまた新たなご縁が生まれ、このたび、快くオフィスフロアを貸してくださることになりました。
とってもワークショップ向きのスペースで、まるで探プロのために用意されているかのよう(笑)
今回はワークショップではなく体験会だったのですが、次回は是非、この素晴らしい環境を目一杯使わせて頂こうと思っています。
さて、そんなわけでlittleBits体験会でした。
日頃のワークショップでは、90分や2時間の中で、いろんなワークをてんこ盛りの状態でやるためlittleBits自体を純粋に楽しむ!というわけにはいかないのですよね。
ようやく慣れてきた...頃に終了時間がきてしまう。
もっと触らせてあげたいなぁ、と常々思っていたので、おもいきって時間無制限にlittleBits工作やり放題!
としてみました。
今回はトライアルイベントだったので大々的な告知はしていませんでした。
なので告知が届かなかった方には申し訳ありません...
今回は特にプログラムを用意せず、参加者の希望に合わせて自由に解放したところ、3歳から10歳まで幅広く9名のお子さんが参加してくれました。
ココナラの社員さんお飛び入りで参加してくれて嬉しかったです!
子どもだけでなく、お父さん、お母さんにもlittleBitsを体験して頂きました!
紙工作する人、レゴとlittleBitsのコラボを試す人、littleBitsのモーターを駆使して車を作る人などなど。
littleBitsのスピーカーモジュールを使って音楽をかけていたら、いつの間にか舞台が出来上がっていました。
大人の発想もなかなか素敵です。
さらに時間が経つと、観客が増えてる(笑)
みんなでテーブルを囲んで勝手にコラボしていました。
他にも、ライトセンサーとライトモジュールを使って、色紙は色によって通す光の量が違うのかどうか?実験をし始める大人がいたり
子どもの工作にずっとツッコミを入れ続ける大人がいたり(苦笑)
自由気ままな雰囲気がとても良かったです。
途中、お昼ごはんの休憩を挟んだのですが、その間もおにぎりやパンを片手に食べながらずーーーっと工作を続ける子どもたち。
結局、最後までほぼ6時間くらいぶっ通しで遊んでいる子もいましたねー
最後に残った3人は、オフィスの廊下を勝手に拝借してレースをしていました(笑)
お仕事中の方もいたのに...うるさくてすみませんm(__)m
ちなみに、今回はlittleBitsしか持っていかなかったので、レースといっても動力はlittleBitsのモーターのみ。
これが、スピードという点では全く期待できないんですよねー
通常は大して気にならないのですが、広い会場だとちょっと可笑しい(笑)
4年生のお兄ちゃんが作ったモーターがかっこよくて羨ましくて、年下の子たちも苦戦しながら頑張ってましたね。
数時間後、このレースの決着をつけるべく、それぞれ進化させた作品を持ち寄って最終レース。
アクシデントがあったり、神の手が入ったり...
結局は3台同時ゴールで引き分け!
決戦はまた次回へ持ち越しですねー
とにかく賑やかだった体験会。
探プロやプログラミング教育に関する話もゆっくりできるので、これからはこういったイベントも増やしいていこうと思っています。
ワークショップをやってもらうほどまだよく分からないけど、探プロやlittleBitsにはちょっと興味がある!
という方には、体験会から検討して頂くのが良いかもしれません。
是非ぜひお声がけください!
次回は9月か10月頃に実施する予定です。
【ワークショップレポート】littleBitsで街をつくろう!(2017/8/4)
8月4日(金)に、NTTデータ様にて小学生向けの探プロワークショップを実施させて頂きました。
NTTデータ様では10年前より、社員の子どもたち向けに夏休みの特別プログラム『ワーキングペアレンツ』を提供するイベントを実施しています。
このイベントに子どもを預けるのが社員なら、企画したりプログラムを提供したりサポートしたりするのもまた社員というこの仕組みです。
これはなかなか面白い試みだと思いました。
一般的なファミリーイベントは、社員の家族をもてなす、といった趣きですがこれはちょっと違います。
例えばこんな感じ。
20名ほどの子どもたちが丸5日間のプログラムをこなすのですが、とてもよく練られていて、うまくいけばそのまま自由研究まで仕上がってしまうような形になっていました。
一日中、20名もの子どもたちの面倒みるのはなかなか大変なお仕事だと思いますが、子どもたちと社員の方々の絶妙な距離感にとても好感をもちました。
そしてこの度、この企画の1コマに探プロのワークショップを選んで頂き、90分間のlittleBitsを使った街づくりプログラムを提供しました。
今回のワークショップは20名の参加者ということで、カオスな状態になったらどうしようかと心配していたのですが、前日に顔合わせを済ませている20名の子どもたちは、社員の方々の指導もよく聞いていて、とてもやりやすかったです。
さすがでした。
社員の方々にTAとしてサポートしてくださるようお願いしておいたら、予想外にたくさんの方が来てくださって大助かりでした!
ほとんどの方が初めてlittleBitsを触ったのにも関わらず、あっという間に使いこなしていたのもさすがでしたね。
各グループ5名ずつ、TAの方のサポートの下、街づくりワークショップがスタートします。
はじめはいつも通りlittleBitsミニ講座から。
今回は小学3年生から6年生と、比較的年齢層が高めだったのでどんどん進んでいきます。
いつもと違って時間が30分短く、アルゴリズムを書いたりグループで街について考えたり...といった時間はとれなかったので、代わりに簡単なレクチャーをしました。
プログラムは命令を組み合わせたものである、といった説明の一環として、踏切のアルゴリズムを紹介しているのですが
ここで踏切を例に出したからなのか、信号機や踏切を作った子が多かったです。
今回は学習というよりlittleBits体験を楽しむことを目的に、といったオーダーだったので、littleBitsとレゴブロックを使った工作を目一杯楽しんでもらいました。
こちらは何か分かりますか??
実は信号機なのです。
オレンジのinverterモジュールは信号を反転させる機能を持っています。
スライドバーを使って信号をON→OFFへ切り替えると、緑色の2つのライトモジュールが順番にONとOFFとなります。
赤と青の色を使ってうまく信号機に見せていました。
こんな感じです。すごい!
こちらは別の子が作った信号機。手動ですが、信号機っぽい。
こちらは何でしょう?
実はこれ、消防署だったのです。
2人の男の子による合作です。
手前にあるのが消防車。
消防署の車庫にぴったり納まるように作っていましたねー
出動を知らせるブザーが鳴ったり、ライトが光ったりと動きもなかなか見応えがありました。
こちらは牢屋(!)。
入口の方へまわってみると...
いました囚人が!
ライトアップの仕方がなんとも上手いなぁ、と見入っていたら、屋根の上にはGPSのアンテナが設置されていて、万が一、囚人が脱走した場合にはブザーがなる仕掛けまであって驚きました。
3人の男の子たちがワイワイ言いながら作っている様子がとっても楽しそうだったので、終了後に覗きに行ったら、いろんなストーリーを教えてくれました。
それでそれで??
と食いついて聞いていたのに、無情にも
「お昼へ行きますよー」
の社員さんからの声がけに打ち切られてしまいました(T_T)
もっと聞きたかったなー残念。
他に踏切を作った子もいました。
今回は街のコンセプトを作るところまでいきませんでしたが最後に、複雑に見える街もプログラムも、実は「命令」の組み合わせで出来ているという話と
複雑なものは分解すれば1つ1つはシンプルな「命令」にすぎない、という話をしました。
時間も短かったのでどこまで伝わったか....
なのですが、夏休みの想い出として、少しでも記憶に残っていてくれたらと願っています!