【ワークショップレポート】littleBitsで街をつくろう!(2017/8/4)
8月4日(金)に、NTTデータ様にて小学生向けの探プロワークショップを実施させて頂きました。
NTTデータ様では10年前より、社員の子どもたち向けに夏休みの特別プログラム『ワーキングペアレンツ』を提供するイベントを実施しています。
このイベントに子どもを預けるのが社員なら、企画したりプログラムを提供したりサポートしたりするのもまた社員というこの仕組みです。
これはなかなか面白い試みだと思いました。
一般的なファミリーイベントは、社員の家族をもてなす、といった趣きですがこれはちょっと違います。
例えばこんな感じ。
20名ほどの子どもたちが丸5日間のプログラムをこなすのですが、とてもよく練られていて、うまくいけばそのまま自由研究まで仕上がってしまうような形になっていました。
一日中、20名もの子どもたちの面倒みるのはなかなか大変なお仕事だと思いますが、子どもたちと社員の方々の絶妙な距離感にとても好感をもちました。
そしてこの度、この企画の1コマに探プロのワークショップを選んで頂き、90分間のlittleBitsを使った街づくりプログラムを提供しました。
今回のワークショップは20名の参加者ということで、カオスな状態になったらどうしようかと心配していたのですが、前日に顔合わせを済ませている20名の子どもたちは、社員の方々の指導もよく聞いていて、とてもやりやすかったです。
さすがでした。
社員の方々にTAとしてサポートしてくださるようお願いしておいたら、予想外にたくさんの方が来てくださって大助かりでした!
ほとんどの方が初めてlittleBitsを触ったのにも関わらず、あっという間に使いこなしていたのもさすがでしたね。
各グループ5名ずつ、TAの方のサポートの下、街づくりワークショップがスタートします。
はじめはいつも通りlittleBitsミニ講座から。
今回は小学3年生から6年生と、比較的年齢層が高めだったのでどんどん進んでいきます。
いつもと違って時間が30分短く、アルゴリズムを書いたりグループで街について考えたり...といった時間はとれなかったので、代わりに簡単なレクチャーをしました。
プログラムは命令を組み合わせたものである、といった説明の一環として、踏切のアルゴリズムを紹介しているのですが
ここで踏切を例に出したからなのか、信号機や踏切を作った子が多かったです。
今回は学習というよりlittleBits体験を楽しむことを目的に、といったオーダーだったので、littleBitsとレゴブロックを使った工作を目一杯楽しんでもらいました。
こちらは何か分かりますか??
実は信号機なのです。
オレンジのinverterモジュールは信号を反転させる機能を持っています。
スライドバーを使って信号をON→OFFへ切り替えると、緑色の2つのライトモジュールが順番にONとOFFとなります。
赤と青の色を使ってうまく信号機に見せていました。
こんな感じです。すごい!
こちらは別の子が作った信号機。手動ですが、信号機っぽい。
こちらは何でしょう?
実はこれ、消防署だったのです。
2人の男の子による合作です。
手前にあるのが消防車。
消防署の車庫にぴったり納まるように作っていましたねー
出動を知らせるブザーが鳴ったり、ライトが光ったりと動きもなかなか見応えがありました。
こちらは牢屋(!)。
入口の方へまわってみると...
いました囚人が!
ライトアップの仕方がなんとも上手いなぁ、と見入っていたら、屋根の上にはGPSのアンテナが設置されていて、万が一、囚人が脱走した場合にはブザーがなる仕掛けまであって驚きました。
3人の男の子たちがワイワイ言いながら作っている様子がとっても楽しそうだったので、終了後に覗きに行ったら、いろんなストーリーを教えてくれました。
それでそれで??
と食いついて聞いていたのに、無情にも
「お昼へ行きますよー」
の社員さんからの声がけに打ち切られてしまいました(T_T)
もっと聞きたかったなー残念。
他に踏切を作った子もいました。
今回は街のコンセプトを作るところまでいきませんでしたが最後に、複雑に見える街もプログラムも、実は「命令」の組み合わせで出来ているという話と
複雑なものは分解すれば1つ1つはシンプルな「命令」にすぎない、という話をしました。
時間も短かったのでどこまで伝わったか....
なのですが、夏休みの想い出として、少しでも記憶に残っていてくれたらと願っています!