【コラム】探プロが解決したい社会的課題とは何か?
先日、あることをきかっけに、Theory of changeという考え方を知りました。
What is Theory of Change? | Theory of Change Community
簡単にいうと、解決したい社会的課題の構造と、その課題に対してとろうとするアプローチを、簡潔に第三者と共有するためのフレームワークです。
探プロとは何か?
ということを何度もこのBlogで書いていたものの、なかなか簡潔に表現しているとは言えず困っていたのですが
このフレームワークに従って描いてみたら、ずいぶんとスッキリ表現することができました。
まず、探プロが解決したい社会的課題というのはこれです。
次世代の子どもたちの新しい教養として期待されているプログラミング学習は、”プログラミングのやり方”を学ぶスタイルが大半であり、技術的なスキル修得に特化していたり、学習環境を整備するハードルが高かったりして特定の関心のある子以外には継続した学習になかなか繋がらない。
この課題に対して、探プロではこのように向き合っています。
“プログラミングの考え方”を学んでモノゴトの本質を見極める力を身につけ、その力を社会のあらゆる場面で応用し、思考力、技術力、コミュニケーション力の強化へと繋がる学習機会を広く提供することで未来を創造する子を育成する。
これを、課題の構造と解決のためのアプローチといった観点から図式化すると次のようになります。
3年前に、子ども向けプログラミング教育の話を見聞きしたときからずっと私自身は課題だと思っているのですが
世の中ではあまり、そう捉える人が多くないようです。
プログラミングを学ぶ=プログラミングのやり方を学ぶ
といった固定概念を、まずは変えるところから試みないと、せっかくの子どもたちの学びが、非常に視野の狭いものになってしまう。
そんな危機意識が探プロの活動の原動力となっている、ということに
あらためて気づくことができました。
いずれまた、この辺を掘り下げて考えてみたいと思います。