【学習教材】仮想空間にいる小人を操るKOSKI
子ども向けのプログラミング教材が増えていますが、個人的にはあまり興味がないです。
(たいていはアルゴリズム系の教材なのでビジュアルを除けばどれも似たり寄ったり?)
それよりも、一見するとプログラミングと関係なさそうなものをうまく活用することで、教材も、プログラミング学習も、どちらの可能性も広げてみたいと思っています。
そもそも、探プロで使っているlittleBitsは電子回路を学ぶ教材というのが基本コンセプトです。
STEMSというキーワードがつくことはあっても、プログラミング学習の中で使われることはこれまでなかったのではないでしょうか。
探プロではまだ、アルゴリズムの学習にしか活用できていませんが、将来的には、littleBitsがオープンソースであることを活かして独自のモジュールを作ったり、Aruduinoモジュールなどを使ってコンピュータやクラウドと連携する仕組みを作るようなことも、やっていきたいと思っています。
応用範囲が広いところも、littleBitsの魅力の一つですね。
そんなlittleBitsを超えるような、他の教材をずっと探しているのですが、先日おもしろいものを見つけました。
専用の台の上で、付属の積み木やシール(?)を並べると、その様子を映したiPadの中に小人(!)が現れ、動き出すというもの。
まだ製品化されていないので試すことができないのは残念ですが、これはちょっと面白いかもしれません。
プログラミングは、文章を書くことと同じこと、という話を以前に書きました。
長いプログラムを一人で書いていると、まるで物語を書いているような気分になります。
アルゴリズムとは処理の流れのことなので、プログラムを書きながらアルゴリズムを考えているとき
Aを実行して、その結果をBに渡して、それをCが受け取って・・・
というような考え方をします。
littleBitsを使うと、ボタンを押したらライトを光らせ、次にファンを回して・・・となります。
この情報だけではどの程度、操作に自由度があるのか分かりませんが、小人の動きにバリエーションがあって
それを積み木の組み合わせで実現できたら楽しそうです。
できるのかどうか分かりませんが…
例えば、友だちの作ったストーリーを自分のストーリーと繋げたり
あえてハプニング要素を入れて、途中でストーリーが変わる仕掛けを用意するのも面白いかもしれません。
積み木の組み立て方によっては、論理回路も組めるかもしれないですし
物理的な制約を超えて、どこまで自由に使いこなせるかはとても興味深いところです。
画面に出てくる小人を、自分の作ったキャラクターで置き換えることができたり、ネットワーク越しにコミュニケーションがとれたり…
妄想は尽きないですね。