『Why !? プログラミング』はScrachの使い方を教えてくれるけど、Why?にはこたえてくれないの?
NHK Eテレで5回に渡って放送された『Why !? プログラミング』をまとめ視聴しました。
コミカルで楽しくて、プログラミングって、とっても楽しくて自分にもできそう、という気持ちになれるので、子どもにはとても受けそうです。
演出も、ジェイソンも素晴らしいです。
毎回、お題(トラブル)が提示されて、仕様を実現するためにどうするか?
を考えるスタイルでした。
Howを考える過程で試行錯誤を重ねることによって、自然とロジカル思考が身につくだろうな、ということが伝わってくるので大人にも受けるでしょうね。
中でも「ジェイソンをプログラミング」というコーナーが逸品でした。
アルゴリズムによってジェイソンを動かすわけですが、if文や繰り返しの概念をとても分かりやすく伝えていたので、このやり方はとても良いと思います。
ところでこれは大人向けのプログラミング学習の文脈でいうところの
という話と同じですよね。
探プロのコンセプトではこれをコーディング、と呼んでいます。
(機能が多いから)Scratchの世界で出来ることはたくさんあって、番組で紹介されたことを応用すれば、自分でゲームを作ることもできるようになると思います。
Scratchマスターになれそうです。
それで、あらためて番組のタイトルを見てみると「Why !? プログラミング」となっているわけですが。
最後までWhy?にはこたえてもらえませんでした...
なぜ、Scratchの使い方を覚えて、プログラミングすることを促すのでしょう?
子どもたちは楽しければOKかもしれない。
でも大人はWhy?を知りたい、のではないかな。