放課後の学び
民間のいわゆる学童保育を運営している人たちの話を聞いてきました。
- 公設の学童との差別化、ではなく、棲み分けである。
- 民間同士の差別化は、教育プログラムの充実とか食事付きとか送迎とか、そういうところになる。
- プレーヤーが増えて一駅にいくつも出てくると、差別化が過熱する可能性があって、本来の役割である「安心安全の提供」がなおざりになったり、顧客が置き去りにされたりする可能性がある。
- 決して儲かる市場ではないが、儲からないわけでもない。但し、既に美味しいところはほとんど残っていない。
- 場所によって顧客ニーズはかなり違う。保育目的か、教育目的か、表向きのニーズと実際が違うこともあるので注意が必要。
ちょっと意識の高い顧客がターゲットの施設なので成り立つのだとは思いますが、
一般的にも、親向けのサービスを充実するのはありだなと。
(子ども向けのサービスは、結構出尽くしている感もある)
子どもの安全はもちろん確保したい。
でも、単に遊ぶだけじゃ時間がもったいない気がする…
という親のニーズに応えてくれるのが最近の民間アフタースクールなんですね。
ありがたいんだけど、こういうものが広がるには時間がかかるので、どうしても場所が特定される。
すなわち、良い体験が出来るかどうかは住んでいる場所に依存してしまう。
特に、首都圏が有利で地方には…という感じ。
体験型プログラムをウリにするところも多いけれど
それこそ学校の役割ではないのかと。
そのためにも、学校が抱えている手間のかかる、でもシステムで解決できるもの、を手放すことに注力して
学校での学びをもっと意味のあるものにした方が良いのではないか?
そう思いました。
学童保育は、受け皿として必要だと思うけれど
教育目的で、しかも体験型の学びの場として使うのは、やっぱりちょっと違和感があるんですよね。
だから、学校の先生たちの手間を省くサービスの方が個人的には価値があると思ったのだけど、どうだろう?