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探究型プログラミング学習(探プロ)

プログラミングの考え方を学んで、未来を創る力を手に入れる

プログラミングの考え方を学んで未来を創る力を手に入れる

【ワークショップレポート】2017.05.03, 04 未来の街を旅しよう! 2/2

さて、いよいよGWワークショップの最後となる5月4日の小学生の回です。

 

アクシデントがあったり、元気な子どもたちに振り回されたり...

が続いたので最後も身構えていたのですが、今度は逆に、びっくりするほどスムーズでした(苦笑)

 

この回から、子どもたちにはワークショップに参加するルールを伝えるようにしました。

1.レゴブロックやlittleBitsは大切に使おう

2.ベルがなったら、手をとめて話をきこう

3.仲間の話もしっかり聴こう

4.仲間の作品をじっくり観察しよう

その効果なのか?もともとなのか?しっかり約束を守ってくれました。

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実はこの回では、前日から変えたことが3つあります。

1つは、littlebitsとレゴブロックを触る順番です。

レゴブロックが目の前にずっと置いてあると、どうしても気になって話に集中できなかったり、自分の作品に没頭してしまうので、ギリギリまで手元に置かないようにしました。

 

もう1つは、アイスブレイクにレゴではなくlittlebitsを使ったことです。

いつものようにミニ講座を各自で体験したあと、最後に皆んなのlittlebits回路をグループの中で繋ぐようにしました。

でもただ繋ぐだけじゃあつまらない。

ということで、緑色のブロックがいくつ動いたか?

をグループで競うことにしました。

簡単に、しかも大勢でブロックを増やしていけるところがlittlebitsの良さですね。

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そして3つめの変更点は、旅のストーリーは個人で考えるようにしたことです。

これまではグループで1つのストーリーを作っていましたが、個別に考えるようにしました。

 

簡単になったように思えるかもしれませんが、ストーリーを考える上では仲間の作品のことをよく知っている必要があります。

グループで1つのストーリーを作るときは、声の大きな子が決めた話にのっていれば良かったものが

自分でストーリーを考えるとなると、仲間の作品をちゃんと観察して、何を作ったのか?話を聞いておかなくてはいけません。

この辺が、最初に掲げたワークショップのルールとしても効いてくるしかけです。

なので、子どもたちには何度も声がけをして促しました。

この点は、TAの方々もかなりフォローしてくれたのでありがたかったです。

 

前回までは2通りのストーリーでしたが、今回は8通り...

発表時間もそれだけ必要となりますが、仕上がるのも早かったのでスムーズに進めることができました。

 

では、まずはこちらのグループから。

今回もまた個性的なメンバーが集まりましたねー。

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戦艦をつくった男の子。

よくみると先頭にTNTが...

気をつけないと爆破します。

彼はすごく貪欲にlittlebitsモジュールを使いこなしていて、テーブルの上には出さなかったライトセンサーを見つけてきて、上空から何かが近づいてくるとその影を関知して警報を鳴らす装置も作っていました。

いいですね!

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隣の男の子が作ったのがこちら。「かっこいい乗り物」を作っていました。

黄色のブロックでは羽を表現??

車の後についたプロペラで動く予定なのですが、この運転手ものすごいスピードを出しそうな雰囲気なのでみんな気をつけて(笑)

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そしてロボットを作った男の子。よくよくみるといろんな装置を身につけています。

皆の街をパトロールするロボットかと思いきや、「破壊する」目的で作られていました...

発表のときには確認できなかったのですが、ロボットの動きに合わせてライトが光ったり、音が鳴ったりするようです。

向かって左側にぶらさがっているバイブレーションでは足音を表現するという細かい仕込みまでついていて、動画に残しておかなかったことが悔やまれます...

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そして、隣の女の子が作ったのはこれ。

なんだかわかりますか??

建物に繋がっているケーブルがヒントなのですが、これはなんと自動販売機!

ボタンを押すと中から飲み物が出てくる仕掛けです。

中にどんな仕掛けが??

と全員が突っ込んだこの発想にも驚かされました。

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 実はサーボモータを中に組み込んで、羽が動いたときにできる隙間を飲み物がすり抜ける、というアイデアなのですが

こんな簡単な仕組みなのに、私にはぜったいに思いつけない発想だなぁ、と感心してしまいます。

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ちなみに、4人のストーリーはだいたい似たような話になっていました。

全く違うストーリーが4つできることを期待していたのですが、さすがにそれは難しいのかもしれません...

でもチャレンジしてみたいし...グループで1つのストーリー作りもやり甲斐はありそうだし...

どんな形が良いのか??

次回までにまた、試行錯誤してみたいと思います。

 

さて、次はお隣のグループです。

こちらのグループは淡々と集中して仕上げていたので安心していたのですが、出来上がった作品をみてびっくり。

トーリーは全て囚人もののシュールなものでした(苦笑)

 

発端はこれなのかしら。手前の子がつくった特別警察専用囚人用車。

ドアをみて、中に入ると発想するところまでは大人と同じだけれども、入った人を閉じ込めるという発想は子どもならではかもしれません(笑)

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ちなみに、この男の子は唯一、ストーリーの中に反復のアルゴリズムを使っていました。

チャレンジする姿勢は本当に素晴らしいです。

でも....

捕まって、牢屋に入って、外に出て、また捕まって...を死ぬまでくり返すストーリーっていうのはどうなんでしょうね??(苦笑)

 

特別警察専用囚人用車の隣は泥棒の家。

なんとなく居心地の悪い感じがいかにも...という雰囲気ですが、そんな作品を飄々とした表情で作るこのミスマッチした感じがちょっと面白いです。

もう少し突っ込んでそのストーリーを掘り下げてみたかったですねぇ。

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こちらの車は逃げた囚人を捕獲するのに使われていました。

最初からそのつもりだったのか、ストーリーの都合でそうなったのか...

小じんまりとした形が可愛らしいのですが、次はlittleBitsをうまく組み合わせることができると良いですね。

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このグループの唯一の癒やし(?)だった可愛らしい家。

しかし、囚人ストーリーの中ではずっと、「牢屋」として扱われていました(苦笑)。

なぜなら、この家には出入り口や窓が存在しないから!

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シュールな作品の数々でしたが、会場の雰囲気はとても良く、子どもたちもずっっと笑顔で楽しそうに過ごしていました。

いろいろと思うところはありますが...楽しいのが一番ですし、みんなちゃんとアルゴリズムを理解してlittleBitsも使いこなせていたので、結果敵には良かったのかなと。

 

トーリー立ての面白さをどのような形で追求するのが良いか?

まだまだ探プロ自体の探究は続きます。

 

最後にみんなで記念撮影。

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次回は順次構造に加えて、反復や分岐を使いこなしてもっと難しいアルゴリズムにチャレンジしてもらおうと思っています。

 

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

@tanpro-lab