読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

プログラミングの考え方を学んで未来を創る力を身につける『探究型プログラミング学習』

社会を通じてプログラミングの考え方を学び実践を繰り返しながら未来を創る力を身につける探究型プログラミング学習(探プロ)

未来を創る力を身につける探プロ

【ワークショップレポート】未来の街を旅しよう!その5

引き続き、ワークショップレポートその5です。

【満員御礼】☆探プロ☆LEGO®とlittleBitsを使ってプログラミング~未来の街を旅しよう~ #01 | Peatix

 

f:id:dig_learning:20170301174301j:image

 

前回のレポートでは、このコンテンツで学ぶ内容(アルゴリズムの順次構造)と

LEGOとlittleBitsを使って命令とプログラムを作るところまで説明しました。

f:id:dig_learning:20170228204349p:plain

 

次にアルゴリズムの説明に入りたいところですが、その前に、今回のコンテンツに「旅」を選んだ理由とプログラミングとの関係を説明しておきます。

 

書くのがちょっと久しぶりですが、探プロにはコンテンツを設計するための学習フレームワークがあります。

f:id:dig_learning:20170301164031p:plain

以前はこんな説明をしていました。


モデリング(M)、アルゴリズム化(A)、コーディング(C)、といった用語が聞きなれない人が多いので、直感的に分かる用語に置き換えていますが

基本的な位置づけや考え方は同じです。

 

今回の「未来の街を旅しよう!」も、この学習フレームワークに従って設計しました。

 

まず最初の「観察と発見」では、旅について考えます。

とはいえ、わずか2時間のワークショップですし、初めて集まる子どもたちなので、ここで旅についてディスカッションするわけにはいかず...

 

今回は私の方で、こんな観点から旅を観察してみました。

f:id:dig_learning:20170301165040p:plain

例えば左上のエリアに該当する旅は、目的地までのんびり行き当たりばったりの出会いを楽しむような旅でしょうか。

 

左下のエリアは、とりあえず方角だけ決めて、あとは気のむくまま進む自由人の旅になるでしょうし

 

右下のエリアには、1日乗車券を使って行けるところまで行くような旅があると思います。

 

そして右上のエリアは、修学旅行やパッケージツアー、といった具合ですね。

 

いろんな切り口があるので一例ですが

どうしてこんなことをしているかというと、旅の目的地までの行程を考えることがアルゴリズムである

ということを伝えたいからです。

 

すなわち、今回のテーマで扱う旅というのは右上のエリアの旅である

ということを最初の前提としたかったからなんですね。

f:id:dig_learning:20170301164953p:plain

 

アルゴリズムを複雑にして、もっと自由度の高い旅に出ても良いと思いますが

今回は初級編なので制約が多めとなっています。

 

ちなみに、やる前からある程度、予測はついていましたが、この説明はやはり、子どもたちには難しかったようです(涙)

 

2軸で考えるのは低学年には難しいのと、高学年でも、自分が経験したことのある旅にバリエーションがあるわけではないので

ちょっと想像したらかったようですね。

 

時間さえあれば、どんな旅があるのか考えてみるのは楽しいでしょうし

学校の修学旅行を計画するときにも、ついでにアルゴリズムの勉強をする

なんていう活用が考えられます。

 

そうそう、この旅をテーマにすることについては、終了後にTAの方々からとても貴重なご意見を頂いたので

また後で書こうと思います。

 

 

話を戻すと…

 

観察と発見(モデリング)を経て、いよいよ実現方法(アルゴリズム)を考えます。

 

アルゴリズムといっても種類がたくさんあるので、今回は一番シンプルな順次構造を使うことにしました。

 

例えば今回の場合、グループにあるそれぞれの作品を順につなぐアルゴリズムを考えます。

f:id:dig_learning:20170301165134p:plain

 

前回書いたように、それぞれの作品は命令に該当するので

命令を順に実行するアルゴリズムを考えるわけですね。

 

この辺は、時間や子どもたちのスキルに合わせて如何様にでもカスタマイズできる面白いところです。

 

AとBは必ず2回以上通ること

とか

一度通った道は使ってはいかない

とか

いろいろ制約をつければ難しくなりますし

 

ここに繰り返しや分岐の構造を加えることで、さらに複雑なものが作れます。

 

今回の参加者からは既に、上級編を希望されているのですが

その辺の対応が簡単にできるのも、このコンテンツの良いところだと思います。

 

そして、実際のアルゴリズムを考えるところでは、TAの皆さんが大活躍でした。

 

私の説明では子どもたちが理解しきれなかったところを補足しながら

初めて出会う子同士のあいだをうまく取り持ちながら、ストーリーを組み立てていきます。

 

進めていくうちに、子どもたちからはどんどん面白いアイデアが出て

とても面白い旅のストーリーができました。

 

何しろ、とことん街を楽しめること!

というのが条件なので、そこは子どもたちの発想に期待してお任せしました。

 

難しそうなプログラミングだからこそ、ロジカルで硬めの話だからこそ

いかにそれを楽しめて、なおかつちゃんと学びになるか?

バランスが難しいのですが、そこはとことん追求したい、譲れないポイントの一つです。

 

 

アルゴリズムができたら、いよいよプログラムを実現(コーディング)して動かします。

 

@noriko.ogasawara