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プログラミングの考え方を学んで未来を創る力を身につける『探究型プログラミング学習』

社会を通じてプログラミングの考え方を学び実践を繰り返しながら未来を創る力を身につける探究型プログラミング学習(探プロ)

未来を創る力を身につける探プロ

『ルビィのぼうけん』を子どもに解説できる大人はどれくらいいるのだろう?

フィンランド出身のプログラマーLinda Liukasがグラウンド・ファウンディングで集めた資金によって制作した絵本

が日本語訳されて発売されました。

 
イラストが可愛らしく、キャラクター設定なども素敵です。
ただし、女の子にとっては、という条件がつくかもしれません。
 
なぜなら、我が家の8歳になる息子に読ませようと目の前に差し出したところ
イラストを見ただけで拒否されてしまったからです...
 
プログラマーを含むシステムエンジニアには、そもそも女性が少ないのですが
Rubyというプログラミング言語を使って女性エンジニアを増やそうという活動であるRails Girlsを立ち上げたその人こそが、この本の著者なのでした。

 
こういった背景があるからだとは思うのですが、、、
この本が女の子っぽいがために男の子たちが興味を示さないのだとしたら、すごく勿体ないな、と思います。
 
この本の帯には、プログラマー的思考法、という言葉がついています。
企業向けのシステム開発エンタープライズ系ともいう)の現場では、SEの下についてコードを書く(コーディング)人たちのことをプログラマーと呼ぶことが多いので
正直なところ、私はこの言葉を使うことに対してあまり良い印象をもちません。
 
原作には、
Hello Ruby is the world’s most whimsical way to learn about technology, computing and coding.
 
とあって、個人的には単なるコーディングだけでなく、もう少し幅広い学習を含むイメージなのでプログラミングの方がしっくりくるなぁ、と思っていますが
この辺は背景の違いによって人それぞれでしょうから言葉には紛わされない方が良さそうです。
 
著者は、プログラマーがコードを書くときに使っている思考を誰にでも分かりやすく紹介することで
プログラミングに興味をもつ子どもを増やしたい、と言います。
 
探プロも同じように、プログラミングで使う思考は、全ての子どもたちにとって有益だと思っています。
ただし、その活用先はプログラマーとは限らない、むしろ、どんな職業を選んだらとしても活かせるはずだと考えていています。
思考を重視する点は同じですが、学習の狙いが探プロとは違うのですね。

この辺はフィンランドと日本で、プログラマーの意味するところが違うのかしれないと考えています。
 

本書では全体を通して、プログラミングの概念の説明と、それに対応するコンピューターの世界が対になって説明されます。

前半はルビィの物語。
後半は、物語の中にどんな学習要素(プログラマー的思考)が含まれていて、どう活用すれば良いのか?
という説明が、子ども向けと大人向けにそれぞれされる構成となっています。
 
なので、後半を理解しないと、本書のメッセージが正しく伝わりません。
小学生であれば、内容は理解できると思いますが、それがプログラミングの世界でどう活用できるのか??
というイメージがつくところまでは、難しいかな、という印象です。
 
それならむしろ、日常や身の回りの社会の中でどう活用できるのか?
という説明の方が良かったかもしれません。
(探プロも絵本にすれば少しは伝わるのでしょうか…)
 
この本を読みながら、後半の解説は一般的な保護者には難しいだろうな、という感想をもちました。
概念の理解まではできても、その先のコンピューターの世界やプログラミングでの活用をどこまでイメージできるか…
 
これからプログラミングを学ぶ子どもたちは何れ、あっという間に理解し使いこなすのでしょうが
大人は果たして、彼ら彼女らについていけるのでしょうか?

子どもが将来に選ぶ職業が何であれ、次世代を生きる子どもたちには
この本のいうプログラマー的思考が活かせると分かったら
多くの親がその思考を知りたいと思うかもしれません。

 
そういったわけで勝手な試みではありますが…
プログラミングで使う思考をどうやって日常に活かすのか?
ということを親が子どもに解説できること
を目標にして、ルビィ本の超訳にチャレンジしてみようと思います。
 
できるかな…
 
@noriko.ogasawara