小学校での学習内容を削減せずにどうやってプログラミング学習を組み込むか?
5月10日に文部科学大臣からのメッセージとしてこんな報道があ
教育の強靭(じん)化に向けて(文部科学大臣メッセージ)について(平成28年5月10日):文部科学省
その報道について、Yahoo!
「ゆとりと決別、明確に 文科相見解表明へ」
Yahoo!ニュースでこの報道を知った人たちからは、
ゆとりは悪いことなのか?
ゆとりをやめて、昔の教育に戻るということなのか?
これに関しては、文部科学大臣のメッセージをちゃんと読めば、
「ゆとり」と「詰め込み」
と言っていると分かるので、
新しい教育に変えるけれども、学習内容の削減はしない、
文科省は児童・生徒が議論を通じて答えを探求する学習形態「
アクティブ・ラーニング」の全面導入を目指しているのに対し、 与党内から「ゆとりへの逆戻り」との批判が出ているためで、 対立の芽を早めに摘む狙いがある。
メッセージを要約すれば
「未来の創り手となるために必要な知識や力を育む」ために、
そのための負担が増える課題に対しては、
ということだと思います。
※カリキュラム・デザインとは
http://www.mext.go.jp/b_menu/
小学校では2020年度から新しい学習指導要領が適用されます。
その中には、
※第26回産業競争力会議で配布された資料
資料1名目 GDP600兆円に向けた成長戦略(次期「日本再興戦略」)【
http://www.kantei.go.jp/jp/
この報道があったとき、新しい学習を取り入れるということは、
ということが少し話題になりました。
この点においては、先の文部科学大臣からのメッセージによれば、
そうなると、2日前のBlogに書いたように、
という疑問がわきます。
授業日数確保のために、土曜日の登校が復活したり、
非常に関心のあるところです。
21世紀型スキルの修得を目的とした探究型プログラミング学習の
国語、算数、理科だけでなく、
むしろ、社会科にこそ取り入れてほしいんですよね。
なぜなら、子どもたちは義務教育を終えたあと、社会へと出ていくのであって
せっかく学んだプログラミングは、その社会で活かしてこそ意味があるのですから。
街づくりのワークショップや、次回のテーマである公園づくりにおいても、プログラミング学習との親和性を実感しています。
自分たちの身近である社会において、プログラミング学習で修得した知識や技能をどう活かすのか?
次世代の子どもたちにおいてその視点は絶対に必要なはずですが、従来のプログラミング学習にはそれが欠けています。
アクティブ・ラーニングの観点も含め、探究型プログラミング学習は文部科学省の提案に応えられると思うのですが、どうでしょう。