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プログラミングの考え方を学んで未来を創る力を身につける『探究型プログラミング学習』

社会を通じてプログラミングの考え方を学び実践を繰り返しながら未来を創る力を身につける探究型プログラミング学習(探プロ)

未来を創る力を身につける探プロ

【セミナー報告】 ゲーム vs ワークショップ!?:"楽しい学び”を生み出すテクノロジーを探る 1/2

偶然にも、つい2日前に来たばかりの同じ場所で、とても面白い研究会があったので参加してきました。

ゲームとワークショップが対立しているのは何のネタ?と思えば、この研究会を主催している安斎先生と、ゲストである池尻先生の研究テーマのバトルなのでした。

お二人のディスカッションでは、ゲームとワークショップの概念や効用をあえて対立させて、そこから類似性や共通点、違い、などを明らかにしていくやりとりがあり、対立ではなく両立・共存させればよいのでは??と漠然と捉えていた私には、初めて捉える視点がたくさんあって面白かったです。

 

とはいえ今回は、ゲームとワークショップの違いよりも、探プロにゲームの概念を取り入れることができるかどうか?

取り入れるとしたら、どのような形で実現できるか?

を考えることが目的での参加だったので、内容が少々偏りますがご容赦ください。

 

前半には、池尻先生の研究内容やゲームの特性、学習のためのゲームデザインなどについて簡単なワークを交えての説明がありました。

 

最初から釘づけになったのは、池尻先生が研究しているゲーム×歴史、の話です。

歴史上の様々な事象を現代の問題解決に応用するとは、なんて斬新なんだろうと。

※論文などはこちら

 

 歴史上の事実を捉える

抽象化・概念化

再構成

現代の問題解決に適用・応用

 

 といった形でしょうか。

これをプログラミング学習に応用するとしたら

 

プログラミングの要素を捉える

抽象化・概念化(制御構造、変数、オブジェクト指向など)

構造を可視化して身近にある似たものを探す

現実社会に適用する

 

 こんな感じかな。

 

研究会のあとに池尻先生から、プログラミングの概念をゲームの体験を通じて学習することは有効、といったアドバイスを頂いて、とても腑に落ちました。

ゲーム形式での学習はきっと楽しいだろう、と思っています。

しかし一方で、やり方によっては単なる「遊び」になってしまい、「学習」に落とし込めない懸念がありました。

 

この辺の問題意識は、プログラミング教育と言いながら、Scratchを体験して簡単なゲームやアプリを作ることを楽しむ、ようなタイプの学習プログラムに対する問題意識ともつながります。

楽しく学ぶ、のは大変結構なことだけれども、ゲームの要素を入れることで、より学習から離れてしまうのは避けたいと考えているので、大変貴重な視点を得ることができました。

 

学習におけるゲームの強みとして、

時間軸、空間軸を圧縮して、ふだんは体験できないことを疑似的に具体的に体験できる

という話もありました。

この観点においても、ゲームとプログラミング学習の親和性は非常に高いといえます。

実際に、探プロのワークショップ「街づくり」をテーマとした学習では、街をつくる疑似体験を通じてプログラミングの概念(モジュール化やインターフェース)を伝えようとしているので、実現可能であることも証明済みです。

 

いざゲームを学習に取り込むにあたり、そもそも「ゲーム」とは何か?

を考えるわけですが、以下がゲームの必須要素として紹介されました。

  1. ゴール
  2. ルール(制約:不確かさ、選択肢、対立(競争)、繰り返し)
  3. フィードバック(結果の分かるリアクション)
  4. 自発的な参加

 

そして、ゲームデザインの話へと続きます。

2/2へ。

 

 

@noriko.ogasawara