子どもがMinecraftにハマったら親は喜ぶべきなのか?
先日、TENTOという子ども向けプログラミングスクールが主催するMincraftのイベントへ行ってきました。
Minecraft×Education2015 | ~こどもとおとなのためのMinecraft~
我が家の8歳息子は一年くらい前からYoutubeで配信されているMinecraftの攻略動画を見るようになり、そのあと懇願されてiPad用のMinecraftを買いました。
彼が遊んでいる様子や、Minecraftの説明を何度見ても、これが一体何なのか?何が楽しいのか?どうしても分からなかったんですよね。
でも実際には、下は小学生から上は大人まで、幅広く楽しまれていて、ユーザー人口は着々と増えているのです。
海外ではMinecraftを教育にも使っているところがある、というところも気になっていました。
教育版としてMinecraftEduというものがあり、この記事によれば、40カ国以上で5000人を超える教師が教育商材として活用している、とあります。
流行のSTEM教育に効果的というし、北アイルランドの中学生全員に無償配布されて利用を推奨されるなど、日本とはずいぶん扱われ方が違います。
ちなみについ最近、Microsoftが公開したMinecraft in educationは、教育を目的にした冒険型のゲーム仕様なのだそうです。
日本でもMinecraftにはまっている子どもが増えていて、小学生の親からすると、妖怪ウォッチの次はMinecraft??
という感じでゲームの延長でしか捉えていません。
でも、子どもたちがハマっていく様子がちょっと独特なので気になるんですよね。
具体的には、「見ているだけ」でも十分に楽しそうであること。
Minecraftユーザの中には、自分のつくった作品を他者に見てもらうことにモチベーションを置く人たちがいます。
小学生にとっては、技術を駆使した(?)作品をつくる熟練者たちが憧れの的になるようです。
実際に、我が家の息子にも憧れの大人がいるようで、ときどきその話を聞かされるのですが、よく分からない私からすると、いい年したゲーマー(失礼)に憧れを頂くことにちょっとした不快感があることも事実だったりします。
子どもがハマるのは嫌だけど、でも教育にも良いというし...
というわけで、なにかと気になる存在のMinecraftを、大人にも分かるように伝えてくれるイベントがあるというので行ってきました。
まずは赤石先生による、レッドストーンを使って農場にオリジナルの自動収穫機を作ろう!のコーナー。
へぇ、この方が赤石先生なのですか。
というくらい私にはさっぱりなのですが、よくよく考えれば、RedStoneだから、、本名ではないのですね。いまさら気が付きました...
ちなみにRedStoneとは何か、についてはまだ理解しきれていないのですが、粉状にした鉱石を使ってブロックとブロックを接続し、回路を組むことによって動的な処理を実現することのできるアイテム、です。たぶん。
小学生たちがつくった回路をみていると、たとえば、畑に水が溜まって水位を満たすと、水がはけた後に作物(カボチャ?)が刈り取られてBoxに自動格納される、というようなことが実現されていました。
要はANDとかORなど電子回路の概念をMinecraftで実現しているわけですが、ずっと画面を見ていても、子どもたちが何をしているのかよく分からない...
でも、彼らの頭の中がきっと高速回転していて、脳トレ的にも非常に良さそう、という雰囲気は分かりました(^^;;
ちなみに赤石先生によるRedStone解説があるようなので、私も勉強することにします。
そしてこちらは、TENTOに所属する高校生2人組による、「マイクラキッズのトリセツ」というテーマのセッション。
中学時代から3年間ずっとMinecraftにハマっているという2人によれば、Minecraftから習得したスキルは
・英語力
・クリエイション力、イマジネーション力(自分で設計して建物を立てる)
・プロジェクトをチームで達成する力
だそうです。
彼らはこれを「楽習」と表現していました。
彼らからのメッセージは、Minecraftから学べることはたくさんある。
だから、子どもが興味を持っていたら、とにかく続けさせてあげてください
ということです。
そうですね、ほどほどにはやらせてあげようと思います(^^
会場には他に、PS4やXboxでの体験コーナーもありました。
我が息子は、いつものiPad版と違ってコントローラーの勝手が分からず苦戦していましたが、それでも暗黒界へワープする方法を目の当たりにしたときに、あんたいつの間に??
という感じでちょっと驚きました。
Minecraftってなに?とか、なにが楽しいの?
と言っている大人たちは、私には創造力がありません、と言っているのと同じかもしれません。
頭でっかちに考えるのではなく、まずは子どもと同じ目線で楽しんでみる、というのが近道のはずですね。
私も、自分なりの言葉でこの世界観を表現してみたい、と思いましたし、せっかくなのでTV画面で子どもと一緒に楽しみたい、と思えたことが一番の収穫でした。
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