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探究型プログラミング学習(探プロ)

プログラミングの考え方を学んで、未来を創る力を手に入れる

プログラミングの考え方を学んで未来を創る力を手に入れる

最近のプログラミング教育動向-その2

プログラミング教育の注目すべきその他の動向には、女性をターゲットとした教育と、若手エンジニアの育成を目的としたものがあります。

 

日本だけでなく海外においても女性のエンジニア人口は非常に少ないようで、現在はマイノリティな女性エンジニアを増やそうと、女性向けのTech系コミュニティが立ち上がっています。

たとえば、フィンランドの女性が立ち上げた「Rails Girls」は、各国にコミュニティが展開されており、日本にもあります。

日本で生まれたRubyというプログラミング言語を使ったRuby on Railsというフレームワークがあるのですが、これを使うと従来と比べて簡単にWebサイトやアプリケーションを開発することができるのです。

その簡易さに、おしゃれっぽい感じを加えて(これは重要なこと)、これまで人口の少なさゆえにあまり注目されなかった女性エンジニアをターゲットにコミュニティ化をはかりました。

エンジニア自体に性差はないですが、女性のエンジニアが増えれば簡単にIT技術者を増やせるので、人手不足といわれるIT業界において歓迎すべき動きだと思います。

 

エンジニア育成の観点では、男性もももちろん対象です。

国内では最近、geek(簡単にいうと技術オタク)な若手エンジニアを育成するサービスを目にするようになり、デジタルハリウッドの「G’s ACADEMY TOKYO」が2015年4月にスタートしました。

さらには、IT企業により運営されている受講料不要(!)の「GeekSchool」が登場するなど、若手エンジニアのリクルーティングを根本から変えるような動きが起きています。

ちなみに、オンラインでは「TechAcademy 」が有名ですね。

 

そしてさらに若い年齢層をターゲットにしたものに「Code.org」があります。

非営利でプログラミング教育を提供する団体で、STEM教育(サイエンス(science)、テクノロジー(technology)、エンジニアリング(engineering)、数学(math)の普及を目的としています。

MicrosoftFacebookAppleなどアメリカの錚々たるIT系企業が支援していることでも有名で、Hour of Code」と呼ばれる活動では、世界中の子どもから大人までにプログラミング教育の機会を提供しています。

この活動は、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユサフザイさんが参加を呼び掛けたことでも注目されました。

他にも「Girls Who Code」のようなNPOもありますね。

 世界規模でITエンジニアを育成しようとする試みは壮大で夢が膨らみます。

プログラミング技術を習得することが、読み書きを習得することと同じレベルになれば

これまで教育の機会があまりなかった子どもたちにとっては非常に大きな武器になりますし。

 

世界ではこのような大きな枠組みの中で語られているプログラミング教育なのに、日本ではなぜ、こんなにも混乱しているのか・・・

恐らくそれは、普及の中心にBtoBでがっつりシステムに向き合っているIT企業が関わっていないことと、子どもにPCやタブレットを与えることに違和感をおぼえる大人がまだまだ多いこと、そもそもITエンジニアは憧れの職業ではない(むしろ3K)

といったところに原因があるのではないかな、と思っています。

このまま放っておくと、子どもにプログラミングを教えましょう、のネタで品質の低いサービスが大量に生まれる可能性があります。

ITと聞くだけで分からない、と拒否反応する大人が多いので、この分野はおカネになるんですよね。

 

ただ個人的には、そういうアコギなやり方ではなくて、本当に社会に出て役立つ形の教育を受けさせてあげたい、と思うし、教える先生たちも、何のための教育なのかを理解した上でモチベーションをもってほしい。

そんな形にできたらいいな、と思います。

 

いろいろと想いがあるので、たぶんこのテーマでまた書くことになるでしょう。

 

@tanpro-lab