探究型プログラミング学習(探プロ)

プログラミングの考え方を学んで、未来を創る力を手に入れる

プログラミングの考え方を学んで未来を創る力を手に入れる

Edu☓Tech Fes 2015 レポート(1)

雨の中を竹芝まで行ってきました。

中高生向けのITキャンプをやっているLife is Tech !が主催する年に一度のイベントで、今年が3回目となります。


Life is Techからは、代表の水野さんと、昨年12月にCTOとして参画した元スクウェア・エニックス橋本さんが登壇。

年末に行われた中高生向けのキャンプ映像を中心に、プログラミング教育事業の紹介や2025年を視野に入れた事業展開のイメージをプレゼンしていました。

着目点はいろいろあるけれども、教育業界で近ごろ話題となっているような、先生の負荷を下げる、アントレプレナーシップ、21世紀型、オンライン教育などがキーワードでしたね。

 

キャンプの様子を紹介するビデオ映像は、どれもとても楽しそうで、こんな機会を与えてもらえる子どもたちが羨ましかったです。

今回のイベントは「最前線」がキーワードなので、プログラミング教育でいうとLife if Techの活動は最前線ということでしょうか。

実際に、巷にある子ども向けプログラミング講座はだいたいこのモデルかも。

 

エンジニアをcoolな職業にしたい!

というモチベーションには共感するし、応援もしたいと思うけれど。

このモデルを全国へ展開するのは相当難しいのでは??


大学生、中高生、企業が三つ巴になって成り立つこのモデルは

地方で実現するには課題が多いなぁ、という印象です。

 

2012年から中学校の技術家庭科においてプログラミング教育が導入され、義務化の動きも進んでいます。

そんな中、つい最近発表された「TECH for TEACHERS」の紹介もありました。


このシステムは、子どもたちが学ぶべきプログラミングの学習コンテンツが無料で使えて、簡単に授業のカリキュラムを設計できるところに大きな特徴があります。

先生が授業をするためのテンプレートですね。

 

プログラミング教育と言われても、一体なにをすればよいのやら??

と途方に暮れている先生たちへの解決策になるはずのもの。

だけど、サンプルで見せてもらったコンテンツ映像では、CSSを作っていたりするんですよね。。。

CSS手書きするなんて、いまどきそんな機会はないだろうし、HTMLも含めて、それがプログラミングと言われると、目指しているところがよく分からなくなる、、というのがIT業界にいる人間としての素直な感想かな。


聴衆からの質問にもあったけど、プログラミング技術を身につけるのか、創造力を育むのか、自己表現スキルの一つとして必須のものと捉えるのか、、、

何のために?

というところがまだ曖昧すぎて共有できていないと思うし

そんな状態でプログラミング教育必須と言われても現場は困る。

最前線という人たちの形には一定の理解を示すけれど

地方でも本当にできますか?

ということろに疑問がある。


インターネットは地域格差を減らすツールのはずなのに

教育業界では逆の動きが生まれているような気がするし

そこを解決することに大きな意味があるんじゃないか?

そう思い始めています。

 

 

@tanpro-lab